『コールセンターバイト』ってどんな仕事?
バイト内容
企業などにかかってくる問い合わせの電話に答える仕事です。最近では自動音声による無言のやり取りも増えましたが、細かい要望に対してはオペレーターが直接やり取りをして答えるようになっています。コールセンターではオペレーターがヘッドセットをつけ、お客様と1対1で電話でやり取りをします。コールセンターのお仕事内容は多岐にわたり、良い顧客にリピーターになってもらうための重要な役割となります。新商品の紹介や案内、お客様へのアンケート、サービスの受付や利用方法など、わかりやすく説明することが求められます。対応はマニュアルが用意されていますし、研修を受けてからの本格的なお仕事になりますので、初めての人でも安心して応募できるところが多いです。勤務時間はシフト制を取っているところが多く、空いた時間にお仕事をすることが可能です。
スキルや資格
資格は必要ないことが多いです。しかし、オペレーターとしてお仕事をするための適切なスキルは多少必要ですし、さらに上のレベルを目指す方は資格を取ると有利になるでしょう。企業によっては資格を取ることを推奨している場合もあります。コールセンターでお仕事をするにあたって基本的な知識やスキルを問われる「オペレーター資格」と、コールセンターの運営に関する知識やスキルを専門的に問われて、オペレーターの管理や指導をするためのスキルを審査される「スーパーバイザー資格」があります。どちらも1年を通して何度も開催されますので、受験日を予約して受験料を払えばいつでも受けることができます。また、不合格になるとその後14日間は再び受験することができませんので注意しましょう。プロ向けの資格としては「カスタマーセンター資格」「オペレーションマネジメント」「コンタクトセンターアーキテクチャ」という3種類の資格もあります。
メリット
多数ありますが、まずライフスタイルに合わせて働けるということです。バイトの他に派遣スタッフ、契約社員、正社員という形での採用があること、シフト制で仕事を組むことが多いため、空いた時間でお仕事ができます。休日も交渉次第で自分に合うように決められるでしょう。仕事をするにあたってはマニュアルや研修制度があるので、未経験から始められることもメリットの一つです。またオペレーターとして働くことで、相手の話すことをよく聞いて的確に答えることが求められるため、コミュニケーションスキルがアップします。正しい敬語の使い方や言葉遣いができるようにもなります。様々な対応に適応していかなければなりませんので、臨機応変な応対ができるようにもなります。オペレーターとして個別に対応する以外にも、職場において他のスタッフと円滑に仕事ができるように気を配ること、協力することも必要とされるので、指導力や判断力もつけられるでしょう。
働く環境
各一人にブースがあり、そこでお客さまからの問い合わせなどに対応します。ブースにはパソコンや電話機、分からない時に参照するマニュアルや資料が設置されています。電話機は通常両手が自由になるように耳かけ式のヘッドセットタイプ。電話でお客さまの応対をしながら、パソコンを操作できるような環境です。 センターにより、何百人ものスタッフがいるところや数人のところまで、規模はさまざまです。大規模なセンターであれば、大型のビジネスビルのワンフロア全てを使用しているようなところもあります。 お客さまの個人情報を取り扱う仕事ですので、セキュリティ面は厳しくなっているのが通常です。入退室はセキュリティカードを使用したりパスワードが必要なケースが多くあります。 便利な場所に所在している方が多いですが、まれに駅から遠い場所や、コスト面などの理由で、地方や海外にオフィスを設けている場合もあります。場所がはっきり分からない時は、応募時や面接時に確認しておきましょう。
コールセンターバイト みんなの体験談!実際に働いてみてどーだった!?
相手の話を「聴く」大切さと難しさを学びました
コールセンターで良かったのは電話の言葉使いがよくなり、その後転職したときなど褒められることが多かったこと。また、問い合わせの多いコールセンターだったので、忍耐力が身につきました。苦労したことは、声だけの対応なのでどうやって相手に理解してもらうかということ。出来るだけ相手の話に丁寧に相槌をうち、寄り添う気持ちを伝えるようにしていました。この仕事を通して、日々の人間関係にも「話の聞き方」のスキルが役立っている気がします。
男性 / 20代 / 勤続1年 / 15~20時
言葉遣いが自然と丁寧に
コールセンターの仕事をしてよかったのは、電話対応がうまくなったこと。お年寄りと話す機会が多かったので、ゆっくり話すことを心がけるようになり「あなたの声は聞き取りやすい」と褒めていただくことが多くなりました。大変だったことは、仕事柄一日中喋り続けなければならないことでしょうか。方言がわからずに戸惑ったこともありました。電話でしかコミュニケーションが取れないため、説明することが上手くなったことは、その後のお仕事にも活かせるスキルになったと思います。また言葉を丁寧に選んで使う癖がつき、上品に見られることが多くなったのも良かったです。
女性 / 40代 / 勤続3年 / 10時~18時
先輩が近くにいてくれたので、安心して仕事ができました
ファミリーレストランのデリバリーサービスのコールセンターで働いていました。コールセンターで働いてよかったのは、顔の見えない取引になるので落ち着いて相手に話し、しっかりと相手の要求を聞き込む力がついたこと、コミュニケーション能力がアップしたことです。また、人と話すことに苦手意識がなくなりました。コールセンターは服装や髪型が自由なので、普段着でまったく問題なかったですし、髪の色やネイルも多少派手でも構いませんでした。お客様とのやりとりでちょっとトラブルになりそうなときもありましたが、いつも先輩が近くにいてくれたので安心感がありました。
女性 / 20代 / 勤続1年半 / 9~20時の間でシフト制