アパレル販売は、接客、レジ、商品管理などを担当します。お客様のコーディネートの見本となるため、ファッションセンスや立ち振る舞いに気を配る必要があります。長時間の立ち仕事なので、体を動かすのが苦にならない方にお勧めです。
ファッションに関心があり、人と話をすることが好きな方に向いています。洋服の配色や素材に関する知識、また商品のきれいな包装や細部への気配りも必要になります。店舗によっては、お客様のセンスを重視する接客が求められます。
流行の洋服を着たり、ブランドの商品を割引で購入したりと、メリットの多い仕事です。職場は、年齢層の近いスタッフが多く、刺激にもなります。売上に貢献するディスプレイなどができるようになれば、昇進にもつながるでしょう。
店舗が位置する環境によって、働く時間や時給が異なります。その店舗で扱うブランドの商品を身につけることが基本になります。男性の店員を募集する店舗もあり、自分のイメージがお店と合っているかが重要なポイントになります。
経験者に実際にアンケート。実際働いてみてどうだった!?
「アパレルバイト」を選ぶ時のこだわりポイントとして、約半数が「勤務地」を重視しており、続いて「お店やスタッフの雰囲気」と答えました。自分の好みに合ったお店で働きたいという意図が伺えます。服装や髪型についての規定については、ほぼ半数で回答が分かれました。バイトを始めた時期については、4割が大学時代と答えています。
ブランドイメージを壊さないようにというのがルールでした。
また、接客中は基本的にお店の服を着用。
ジーンズなどのラフな服装はOKでしたが、あまり奇抜にならないように注意していました。
髪型は金髪以外、ネイルもあまりに派手過ぎるものはNGでしたが、
そこまでうるさく指導されたことはなかったです。(20代女性)
専門学生時代、自宅近くに某大手ファストファッション店がオープン。
当時よく購入していた親しみのあるブランドだったこと、
またアパレル業界事情などを知りたかったので、思い切って応募しました。
アパレル業は未経験でしたが、今までのバイト経験で身に着けた接客スキルを買っていただき、
採用されました。(30代男性)
元々ファッションに興味があり、服飾デザインの専門学校に通うか、
地元の大学に進学にするか迷っていました。
ファストファッションの先駆けのお店で働くことができたら、
ここでしか得られない貴重な経験ができるのではないかと思い、勤めていました。
最先端のファッションに触れられた他、接客スキルが身につきました。(30代女性)
勤続年数:半年
勤続時間帯:平日午後・土日昼間メイン
最初はお客様に声をかけるとき、緊張しすぎて声が震えたり、洋服のたたみ方が上手にならなくて苦労しました。洋服を良く見せるためにダイエットを行ったりして、少しでも興味を持ってもらえるように努めました。
勤続年数:3年
勤続時間帯:平日・土日昼間メイン
残業はほとんどありませんでした。ただし、土日祝日、正月、GW、お盆などの連休はお休みが取りにくいこともありました。それ以外の平日でしたら、前もって伝えておくと希望を考慮してもらえることが多かったです。
勤続年数:2年半
勤続時間帯:平日夕方・土日昼間メイン
毎日のように商品の入れ替わりがあるので、トレンドをいち早くチェックする事ができたのは、勉強になりました。反面、自分があまり詳しくないブランド服についても頭に入れておかなければいけなかったのは、苦労しました。
勤続年数:3年
勤続時間帯:平日・土日の昼間メイン
最初はコーディネートを提案してもらいたい方と、一人で買い物したい方との見極めに時間がかかりました。社員割引があり、ショップの服が気軽に購入できました。常に最新のファッションを身につける事ができたのは楽しかったです。
勤続年数:1年
勤続時間帯:平日・土日昼間メイン
ショッピングセンター内の勤務で、休憩時間中も買い物が便利でした。洋服以外の商品も安く買えたため、気軽におしゃれが楽しめました。一方勤務中は基本立ちっぱなしで、体育会系な一面もありました。
単に「このお店の服が好き」というのではなく、そのお店にはどんな層のお客様が来店されることが多いのか、理解していることが大切です。自分のセンスだけではなく、相手の嗜好に合わせて対応できる点をアピールしましょう。
洋服を扱うお仕事とはいえ、華美なものや奇抜すぎるものは避けたほうが無難です。面接の際は、できる限りそのお店のファッションの系統に近いものを選ぶようにすると、好感度が高いでしょう。
お客様に自分から声をかけることも多いため、明るい受け答えを意識しましょう。また、お客様にコーディネートをオススメする場面も多いため、相手の要望をしっかりと汲み取るコミュニケーション能力も必要とされます。