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社会保険の記事一覧(12件)

社会保険・労働保険

社会保険・労働保険

「社会保険完備」となっていても、加入できるかどうかは労働時間などの条件次第です。手取り額や将来もらえる年金に関わることなので、しっかり理解しておきましょう。

社会保険とは

社会保険とは、企業などで働く人を対象とした制度で、健康保険と厚生年金保険のことを指し、40歳以上の人はこれに介護保険が加わります。正社員だけでなくアルバイトやパートも条件を満たせば加入対象となります。また、企業で働く人は労働保険(労災保険、雇用保険)にも加入するため、これら全てを含めた意味で使われることもあります。いずれも、個人の生活と雇用を守るための公的な制度です。

社会保険(健康保険・厚生年金保険)

健康保険・厚生年金保険

健康保険は、疾病、負傷、出産などへの給付が受けられる医療保険であり、厚生年金保険は、老後や障害、死亡など働けなくなった場合に備えた年金保険です。企業で働く正社員は必須加入となり、アルバイトやパート、契約社員なども条件を満たせば加入することになります。尚、派遣社員も条件を満たせば派遣会社で加入します。保険料は給与の額によって異なりますが、負担額は会社と個人で原則として折半となり、毎月の給与から天引きされる仕組みです。介護保険は健康保険被保険者が満40歳以上になったときから健康保険料と一緒に徴収されます。

アルバイト・パートの加入条件

アルバイトやパートといった短時間のパートタイム労働者の場合は、以下二つのいずれかの条件を満たすと勤務先の社会保険加入の対象となります。

①年収約106万円以上(106万の壁)

1.勤務先の従業員数が101人以上(厚生年金の被保険者数)
2.週の労働時間が20時間以上
3.月に8万8000円以上の収入がある(年収105.6万円以上)
4.雇用期間が2ヵ月を超える(見込みも含む)パートやアルバイト
5.学生でない(夜間学生や定時制の学生などは加入対象となるケースあり)
※2022年10月1日時点

②勤務日数と時間が正社員の3/4以上

勤務日数と時間が、フルタイムの正社員の1カ月の勤務日数と1日の所定労働時間の4分の3以上であれば加入の義務があります。 この条件は、会社の規模や年収額に限らず適用され、学生であっても条件に当てはまれば適用されます。

▶︎扶養控除・扶養内に押さえたい年収とは?106万、130万、150万の壁で気をつけること

▶︎バイト掛け持ちの場合、税金や社会保険はどうなる? 扶養は?

▶︎フリーターの期間、国民年金に加入していません。どうしたらいい?

労働保険(雇用保険・労災保険)

雇用保険

雇用保険は、失業時に給付が受けられ、在職中でも育児休業給付や介護休業給付、教育訓練給付などを受けることができるものです。雇用保険の受給には、原則として離職の日以前の2年間に、11日以上出勤した月が12カ月以上必要になります。会社の倒産などで失業した場合は、期間条件が6ヶ月に短縮されます。 対象者は、雇用形態にかかわらず、下記条件を満たす従業員すべてになります。

雇用保険加入の条件

・1週間の所定労働時間が20時間以上
・31日以上の雇用見込がある人

▶︎アルバイト・パートが失業保険をもらうには?雇用保険加入の条件とは

労災保険

仕事中や通勤途中で事故や災害にあってケガをした場合、仕事が原因で病気になった場合に国が事業主に代わって給付を行う公的な制度です。労働者を一人でも雇っている会社は適用され、保険料は全額事業主が負担します。パートやアルバイトも含むすべての労働者が対象です。

▶︎「労働災害補償保険(労災保険)」とは?

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